
漆野凪
@urushinonagi
2025年8月19日

ウミウシを食べてみた
中野理枝
読み終わった
ウミウシが好きすぎて社会人になってからウミウシに関する研究で大学院を卒業した著者が、ウミウシの出会いや生態、はては食レポまでを記した一冊。
ウミウシの体に関する記述が少し難しかったけれど、エッセイ的な部分は楽しく読むことができた。ウミウシの幼生であるヴェリジャー幼生には殻があると知って驚きだったし、ウミウシの味についての描写では知的好奇心を刺激された。
また、解剖の道具として丸い割り箸に虫ピンをつけたものを使っているらしいのだが、その割り箸がほっともっとのものが一番具合がいい、という旨の記述がされていて、よくわからない親しみを覚えた。こういう生活に密接な情報が読んでいる本から出てくると、とても嬉しい気持ちになる。