
トルソー
@spq88
2025年8月25日

晴天の迷いクジラ
窪美澄
読み終わった
窪美澄に出てくるダメな男のダメなところに思い当たる節が多すぎて読んでいて辛くなってしまう。と思っていたらふと寄り添ってくれて泣き。
窪美澄が長編を書くとこうなるのか。4章立てで1から3章はそれぞれで視点人物が固定されているが4章はその3人の視点が入り乱れる。入り乱れるのに読み分けられるのがまずすごい。加えて、読者と視点人物との間で情報の差が生まれるので、もどかしい気持ちを抱きつつ、しかし実際そうだよなという気持ちにもなる。人の気持ちって分からん。やはり窪美澄は小説が上手い。

