
百頭花|fleur cent têtes
@flaneur_fleur
2025年8月26日

フニェルリリンカ宣言
百頭花
よろしくお願いします
作りました
\初・大型書店にて発売開始!/
ジュンク堂書店池袋本店
1F リトルプレスコーナー・文芸誌コーナーにて
お取り扱いが始まりました。
まずは半年間の試用期間でのお取り扱いですが、売れ行き次第ではさらに長く置いていただけるかも。
どうぞよろしくお願いいたします。
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B6版/152ページ
1,500円+tax
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◎販売店舗
▶︎神保町PASSAGE by ALLREVIEWS「書肆アルマジロ泥棒」(実店舗・通販 百頭花の直営店舗。プロフィールURLよりどうぞ)
▶︎ジュンク堂書店池袋本店 1階 リトルプレスコーナー、文芸誌コーナー
▶︎古書ソオダ水(早稲田・実店舗)
▶︎星文舎ベイス店(通販)
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◎内容紹介
フニェルリリンカ、女性名詞。
──「超妖精は、ポーカーのために配られたカードで、おだやかにタロット占いを始めるだろう。」
シュルレアリスム宣言100周年、フニェルリリンカ元年。
フニェルリリンカとは何か? それは「この世の中のあの世」である。 そのほか、何もわからない。小説、批評、絵、ブックデザインのすべてを百頭花がひとりで手がけ、この問いを追いかけた一冊です。
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◎収録作品
●言いたいことなんか何もない●
「ああ、すっかり忘れていた、私は生れてしまったのだった。」 映画館、運命、居心地悪い身体、麗しの女ドブネズミとの対話。生れてしまってどうしようもない、全ての蒟蒻に向けた短編小説。
●幽霊たちの声:新宿駅東口の記録●
ある日の啓示──「人間はおどろくほど幽霊に似ている」。となれば、国内屈指の心霊スポットである新宿駅で、方々から到来する幽霊たちの声の断片を繋げば「都市によるオートマティスム」が成るのではないか? 2019・20年の記録。
●ヴォイニッチ手稿を読む●
ルドルフ2世やキルヒャーも手にした未解読の奇書・ヴォイニッチ手稿。 言語学の才はないが、愛と魔術ならある! あの世界はいったい何処なのか? 裸の女性たちは何者なのか? アナロジーだけを頼りに、手稿を紐解くエッセー。
●プゥフ嬢●
フニェルの家に迎えられた、麗しい、たいそう麗しい猫のプゥフ嬢。 貴婦人にして猛獣の彼女から、仕事も行かず猫の秘技を学び続けるフニェルはやがて……。宇宙の謎を明かす短編小説。
●天使業●
「生まれる前の人間」に物語を与え、生まれさせてやる天使の業。ライターをしていた頃に書いた掌編で、働きたくない気持ちがこれでもかと詰まっている。
●自動的、妖精的──網代幸介の王国●
このフェルナンド・ペソア式の画家が描きだす王国には、自動的(オートマティック)にして妖精的(フェーリック)な風景が広がっている。『てがみがきたな きしししし』(2021年、ミシマ社)をとりあげ、網代幸介の超現実を追う論考。
●いくつかの絵●
2024年に百頭花が描いた絵(ペン画)を短い文章と共に掲載。
・《逆立ちダンス》
・《女王陛下のお遊び》
・《猫なしニヤニヤ笑い》
●フニェルリリンカの風景●
フニェルリリンカは、この世の中のあの世。その風景を、ボルヘス『幻獣事典』のイメージで、自作の絵と共に紹介する。
●あらゆることのはじまりかけのはじまり、あるいはフニェルリリンカ宣言●
──「超妖精は、ポーカーのために配られたカードでおだやかにタロット占いを始めるだろう」。 ブルトン(1896年生)の『シュルレアリスム宣言』から100年が経った。フニェルリリンカは「この世のなかのあの世」である。"この人生のなかに、あの世のすべてがある"とブルトンに知らせたのは、ほかならぬナジャ──女性であり、貧しく、精神病者として収容された施設のなかで亡くなったナジャ──だった。
超妖精の黄金の瞼は、いま、男たちとは関係なしにひらかれようとしている。 百頭花(1996年生)による女性形の宣言。
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◎著者プロフィール
百頭花|ヒャクトウカ
1996年生。牡牛座。画家・文筆家。早稲田大学文学研究科表象・メディア論コース博士課程在籍中(岡上淑子研究)。主な仕事に「どうぶつタロット」シリーズ(制作・販売/SAGARAND)のイラスト・デザインなどがある。