まにまに "女人京都" 2025年8月27日

女人京都
女人京都
酒井順子
歩く度、京都の空気は濃く感じられる。それは天皇が千年いたかつての都の息吹であり、後に国風文化と呼ばれる、平安時代の作家や先達、その衣鉢を継いだとも言える、女性たちの呼気だったりする。現代でも男性が優位を占める時代の中で、悲喜交々、命を全うした彼女たちの行跡に、魔都とも言える京都の深さをいくつも垣間見た気がした。
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