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まにまに
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@-bookmark450
現役書店員
  • 2025年5月2日
    【合本版】世界99 (集英社文芸単行本)
    キレイごとは並べれば並べるほど、不気味な空白を産む。階段のないところに階段を作ったり、見たくない感情をスマホに落としたり。感動って言葉が安易に落ちてる昨今、自分の感情だって言える気持ちはどれだけあるんだろう。みんな脚元が震えて見える。「ラロロリン」とか「ピョコルン」とか擬音に似た言葉は、皮肉にも、人間より先に言葉がある原始と終末を突いていると思う。
  • 2025年4月27日
    軽いめまい (講談社文芸文庫)
    単調に見える生活も、どこかにくくられていて、平坦な日常も繰り返されると、非日常の瞬間が啓示のように降りてくることを、この小説は見事に体現していると思う。今年読んだ小説の中では群を抜いて面白かった✨
  • 2025年4月4日
    永遠の詩(2) 茨木のり子
    永遠の詩(2) 茨木のり子
    現実から飛躍することのない茨木さんの視点は、情報ばかりで浮遊する今に最も刺さる。言葉が自然体でいて、洗練されており、亡き旦那さんへの詩は、こんなに浄化された愛もあるんだと胸をうたれました。
  • 2025年4月4日
    更級日記
    更級日記
    つましい生活につましい望み。ふとした喜びに切迫する哀感。なにも変わりはしない虚しさと安堵感。時代の中で収斂していく切なる願いまで。
  • 2025年3月30日
    源氏愛憎 源氏物語論アンソロジー
    名作だから千年読み継がれたわけじゃなく、千年読み継がれたから、名作になったのかも。時代によってくるくる評価が変わっていく。今も、これからも。
  • 2025年3月27日
    暗闇に手をひらく
    「作って食べる」「立ち止まるために」が好き。自然のうねりの中に、人が繋がっていることを、改めて噛み締めた。
  • 2025年3月21日
  • 2025年3月9日
    中原中也との愛 ゆきてかへらぬ (角川ソフィア文庫)
    愛とか恋とかの前にある、たくましい長谷川さんの生き方に感動。時折、挿入される中原の詩が天上のように美しい。
  • 2025年3月8日
    翻訳者の全技術 (星海社 e-SHINSHO)
    好奇心のおもむくままに読書を続けていくと、繋がったり、何かのヒントになったりする。また文章の中に留まらず、実際に体験することによって、認知を更新していく。振り切ったような山形さんのしゃべくりが楽しい。
  • 2025年3月6日
    結婚式のメンバー
    結婚式のメンバー
    カーソン・マッカラーズの作品はどれもきゅっと胸を掴まれるような哀しさと温もりがあって、切ない。
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