
碧の書架
@Vimy
2025年8月29日
読み終わった
8月のマイテーマ、戦争本の一冊。史実にフィクションを加えた、戦艦大和建造の話です。
何よりも気になった事をまず言っていいですか?w
度々出てくる嫌な憲兵の名前が「柳瀬隆」なんですよね…。何をどうしても僕の顔をお食べマンを想像してしまい、これは狙ってこの名前なのか、読み取ろうとしたのですが私には意図が分かりませんでした。
私は船はおろか、乗り物全て製造方法もスペックも詳しくないのですが、メインストーリーの造船部分はとても興味深く読みました。主砲製造やタービン取り付けの様子が特に良かったです。
「真面目なアルキメデスの大戦っぽい」と思ったりもしたし、プロジェクトX感もありますね。
プロローグがいきなり沖縄に向かう海上から始まるので、最初読むのが辛かったです。歴史上沈む事は分かっているけど…。1章からは時間が巻き戻り建造から沈没までが語られます。
赤い組織が登場したりもして、史実にフィクションを加えたメインストーリーはよかったです。
しかし幼馴染、迂闊すぎでは?とか、同期いなくなりすぎ…とか、フィクションとしては少々キャラクターが弱いように感じました。私は元々恋愛モノが苦手なタイプですが、今作も婚約者の女性キャラとのやり取りに、「何でこれで好きになったんだろ…」と思ってしまいました。これは私にとって読みやすさでもありましたが、青春モノという程熱くもなく、全体的に淡々としているように思います。
エピローグは、実在の人物と建物が登場しますが、台詞に「本当にこんな事言ったの?」と違和感を感じました。たぶん言ってない気がする、ちょこっと検索してみたけど判りませんでした。私の好みとしては、周囲に言わなくても、心の中で想ってくれる方が好きですね。
あくまで好みの問題だと思うのですが、総じて惜しい感じが…。
私は未視聴ですが、エピローグに出て来た霞ヶ関ビルはプロジェクトXに登場しているようですね。本作の登場人物が出て来るのか、見てみたくなりました。

