
ねむきち
@ss0412
2025年8月30日

霧と虹とサイダーの氷
宮原海渡
読み終わった
▶︎秋湊高校新入生初登校の日、一年一組全員の机のなかに、小さなカード三枚と何者かからの挑発的なメッセージが入れられていた。曰く、「諸君、入学おめでとう。君たちに入学祝いを用意した。これから出題する謎をすべて解き明かすことができたら、賞品を差し上げよう」ーーかくして謎解きゲームの幕は上がった!
このあらすじを読み、購入を決めた。実は教師をしており、初めて担任したのが「1年1組」。
期待と不安が入り混じる時期独特のいろんな感情が描かれているのかな〜。謎解きってどんなものなのかな〜とワクワクしながら読んだ。
謎解きと並行して、数名の人物の「友達作り」が展開されていて、もう、さわやかで優しくて、読み心地がとても良かった。
「新しい環境にいるのだから、新しい自分になってもいいのだ」という言葉がとても良いと思った。これまで共に過ごしてきた友達がいないって不安だし、集団の中でいつもの自分らしく振る舞おうとしてしまうけど、そうしなくてもいいんだってなかなか気づけない。
読み終わって作者情報を見ると、なんと年齢が近くて同郷出身!今後の作品も追っていきたい!


