今更〜〜〜！！めちゃくちゃ良かった！！昔「100分de名著」で安吾やった時に良いなと思ってたけどめちゃくちゃ良かった！！！もっと早くに読みたかった！！！しかしこの集英社文庫の編者がすごいのか、エッセンス抜群で安吾の良さ全部詰まってた。 私、芥川も集英社文庫の『河童』が一番好きなんだよね。なんたって河童と蜃気楼と歯車とある阿呆の一生が入ってる名作なので。集英社の編者か編集部がすごいのがバックに選出してる人がいるのか。 解説もほぼ論文でしっかり解説してくれて全体像掴めて良かったし、年表も助かる。無頼派自体があんまり好きではないので敬遠してたけど、まじで堕落論自体は素晴らしい人間讃歌でこんなにも人間を信じているのかと驚いた。 立派な建築だが、風通しのいい中身は伽藍洞というの、三好達治もすげえこというなあと思うが本人が気に入って言っていたというのも良い。本当にそう。これで他の長編たちに手が出せる。『白痴』も買ってこないとな〜〜。