
肉
@sa_rami030
2025年8月31日

えーえんとくちから
笹井宏之
読み終わった
初めて読んだ詩集だった。全く別のもの同士の結びつけ方が力強く寂しいなといった印象。
悲しいことがあっても生きてゆく、生活していくという内容の歌がこころなしか多かった気がする
初の一人暮らしを始めて、一人という状態を良くも悪くも意識する時間がうんと増えた。毎日自分で作ったご飯を食べて、仕事で人と話し、友達と触れ合って、家族と程よい距離感を保つと、沢山のことを一人で感じる時間が自然と多くなった
そんな中で笹井先生のように、ものごとに二面性を見出してそれを励ましに繋げる動きは私の性格上前向きでいるには不可欠だし、先生自身肉体的なご病気をされていたとのことで、この詩の中の明るさやせつなさに凄く納得がいった。
寝たきりで好きなものすら苦痛に変わって体に降りかかる状況の中で、言葉を紡ぐという行為は色んなものの見方をしようとする先生を一番助けてくれることだったのかな、と勝手に感じた
そしてこの詩集を人から貰ったという経験はわたしの中で支えになることは間違いない
気弱な私が前向きなリズムで生きていくことを選ぶ支えになることは間違いないと思う ありがとう


