
トオル
@to_ru
2025年8月31日

大都会の愛し方
オ・ヨンア,
パク・サンヨン
読み終わった
借りてきた
単行本
映画から。「ジェヒ」のエピソードから作られたことは知ってたけど、映画ではかなり二人の絆に絞って描いていたんだなと。原作はタイトルでもある「大都会の愛し方」が一番好き。主人公がある告白をしてからの流れは最もラブストーリーだと感じた。ギュホの存在の大きさが後のエピソードである「遅い雨季のバカンス」でよくわかる。翻訳の関係もあるかもしれないけど、必要以上に湿っぽくならない文体がよかった。作者と翻訳者のあとがきも必読。「クィア文学が特別な題材ではなくなったら他の話を書くつもりだ」という作者の言葉が胸にくる。どうかそんな日が早く来ることを願う。