
きよ
@kiyomune
2025年9月2日

読み終わった
農業従事者から、消費者に向けて渡す、名刺代わりのような1冊。
取り組みの目的を丁寧に説明して、手段を具体的に紹介してくれるため、本人のこれまでを知らずとも、きちんとストーリーを追える。なおかつくどくない。テーマごと、見開き2ページに文量をまとめきる手腕も見事(話し足りないことはおそらく別章に分けている)。
農業の悩みについては、ちょこちょこ本や記事を読んできたけれど、この本のように数値(畑の広さや利率など)を出してくれているものは多くなく、イメージが掴みやすくてとてもよかった。
ともすれば「イメージ戦略をもって自分をプロモーションするしたたかな人」と言われそうなところも含めて、バランス感覚が鋭い印象。
雑事に惑わされず、納得のいくお米づくりができますようにと応援したくなる(のがまた、利休さんの術中に嵌っているので愉快だ)。

