田口為 "ふつうな私のゆるゆる作家生活" 2025年9月2日

ふつうな私のゆるゆる作家生活
4コマのコマ割りで進むエッセイ。ゆるい読書をしたくて買ったのだけど、ちょうど良かった。 色々な編集者。そうだよね、そんな仕草をする編集者は嫌だよなあという共感。そして、そんなことを言う編集者は…あれ?益田さんは引っかからないんだ。作者の体験を通して、自分の考え、感じ方が整理されたり。 益田さんは何でもやってみる精神が旺盛で、すごいなと思った。私は新しいことをやることは好きだけど、結局元のところで安心するのが好きなのだ。 いや、元のところで戻ったとしても、前と同じ私ではないのだ。益田さんだって苦手なことをやろうとしてやめて、そこから得られたことをエッセイにしているのである。 ところでこれ、10年前の本なんですよ。 このエッセイから10年経ってから読んでも楽しい。エッセイって生活の中で何を感じたのかという話だから、いつ読んでもいいのかもしれない。 いや、例えば旅行記の類のエッセイは遠い国の話すぎて共感というか「へ、へー?」のような実感のない話として私は読むのかもしれない。 漫画なので、サクッと読めるエッセイ本。感想文を書いたら思いのほか長くなってしまった。
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