
ハム
@unia
2025年9月5日

科学と文学
寺田寅彦
読み終わった
科学と文学が根っこのところではつながっているのは同意。でも日本ってなぜか文系理系っていう妙な分け方をしてる稀有な国だからか両者をうまく動かしてる人材が少ない気がする。
寺田寅彦、中谷宇吉郎、湯川秀樹なんかは科学と文学のハイブリッドだし、近年でも松岡正剛、平野啓一郎、落合陽一あたりがぱっと浮かぶ。
確かに両輪をうまく稼働してて思考の深みがえぐい。
文学過多な人にとっては科学って専門性が強く見えるうえに文学自体が人文の領域に閉じ込められがちだからかな。
そう考えるとSFなんかは良い架け橋なのか。娯楽としてでも科学的思考へのアクセスは日本には急務な気がする。
伊藤計劃、ユヴァル・ノア・ハラリあたりは考証もすごいし文学から科学のルートのお手本になるかな。
現代こそ文理なんて分けてないで学ばなきゃだけど、当時からこの思想を持つ寺田寅彦ってやっぱりすごいなと思う。





