
ひろ子はん
@fight-hiroko
2025年9月5日

野良犬の値段(下)
百田尚樹
読み終わった
百田氏のお初ミステリーと知って手に取った。
ネタばれのない範囲で感想を書く。
下巻に入って「そうやと思たw」とは思ったものの、結末というか落とし所が気になって(基本、場所や時間で色んな本を読むので読みかけが同時に数冊ある)私が、机でもお風呂でも布団でもずーっとコレを読み続けた。
終盤でツイ廃(笑)佐野が登場した時は「またあんたかいさ!」とドキドキしたけど、成長したはってよかった^_−☆
結末は(皆んな一緒に働いたはるのはなんぼ絆ができたとは言え安直な気もするけど)この形で落ち着いてよかったと思う。
社会問題的な切り口での所感は置いといて。私が一番感じたのは「ちょっとしたきっかけ」というのが、結構コワイもんやなぁと。
ホームレスに身を落とすのもそうやし、捜査側もエレベーターが来たタイミング(或いは「来た」と言われて流されたこと)やら、遡っては松下の幼いお嬢ちゃんを(きっとそれまでも何度かあって安心した上でに違いないし子育てあるあるな)先に一人で出したこと…
それを恐れて対策してガチガチに生きるのも大変やろし。。
今のところ、今年読んだ中で一番面白かった。


