花春 "バーナード嬢曰く。" 2025年9月7日

花春
花春
@haru-tuge
2025年9月7日
バーナード嬢曰く。
既刊7巻読了! すっっごいよかった!! 「本を読まずにただ読書家ぶりたいバーナード嬢」「オタク気質で語り始めると止まらない神林ちゃん」「シニカル気取りたがる遠藤くん」「遠藤くんに恋をしているけれど話しかけられないからストーカーを自認している長谷川さん」と、メインキャラがどの子も一癖ある感じで、その子たちが読書コメントしてるのが最初はちょっと読みづらかった。 …けど、2巻目以降は、「読書を通じた少年少女たちの交流とその成長、友情」も丁寧に描かれて、いつのまにかド嬢は読書家だし、神林ちゃんは話してる相手の好みに合わせて本を勧めるようになる。長谷川さんは遠藤くんに「この本が気になるっていうか、長谷川さんを思い出してた」と言われるようになるし、長谷川さんの穏やかな社交性と堅実な図書委員の仕事ぶりをみんながちゃんと見てる。 7巻ラストの豆本作るエピソード、好きだ〜…! 学校の図書室に集まる読書家たちの友情譚、すごく地味で、きらきらしてて、こんな読書友達が欲しいなあ、と思える。 あとみんな言語化上手くてすげえ。 なろう系小説を「想像通りのものが求められるジャンル」「水を得た魚のような流し読み」「正確な理解や知識の蓄積を切り捨ててスクロールの心地良さに浸る読書」って表現してるの、なるほどなあ!!となった。 求めるものが一瞬の非日常であったり、やわらかな癒し…「心地よさ」である、という観点、すごくしっくりきた。新しい読書のかたち…!
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