るいか "猫を処方いたします。" 2025年9月7日

猫を処方いたします。
タイトルに興味を持ったのと同時期にフォロワーが良かったと感想を投稿していたのを見て購入。 アニマルセラピー?それにしては猫を処方された人や周囲への影響(この本の文言を借りるなら効き目)がすごい。患者の悩みを解決するのに紆余曲折はあるもののかなり思い通りに進む。逆にストレスがないので負荷をなるべく感じないように読みたい人にとっては読みやすいかも。 起承転結の転の部分にかなり衝撃を受けた。それまで「おや?」と思った部分をふんわり考察する程度に読んでいたものが一気に加速した感覚。 3話の猫を処方された人間たちのドラマももう少し見たかったなという気持ちも少しあったかも。 4話まで積み重ねてきた第5話ではかなり心が震える描写が多く終盤にかけてページを巡る手が遅くなるほどその内容をゆっくり噛み締めてた。あの登場人物の言動が本当に涙腺に訴えかけてくる。世間って狭い。幸せになってほしい。 そして続きを思わせる描写やまだ残っている不思議なことに関してもしっかり含みつつ…。 早く次巻が読みたくなったのでなるべく近いうちに次巻を購入したい。
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