
川口葉子
@cafe
2025年2月11日

古本屋台2
Q.B.B.,
久住卓也,
久住昌之
買った
読み終わった
夜ふけになると現れる、古本を並べた屋台。メニューは焼酎白浪のみ、1杯100円。
夏は足元に蚊取り線香が炊かれる。
冬は灯油ストーブの上でヤカンが「クツクツクツ」と熱くなってる。
店主のおじさんと、古本を肴に1杯だけ立飲みして帰っていくお客たちのなんでもないやりとりがいい。登場する古本たちもいい。
中折れ帽をかぶった常連のおじさんが飲みながら
「ああ、こんなタワイナイことが
気ィ狂うほど楽しいって
どーよ、俺」
と、嬉しそうに目を細めている姿、とてもいい。雨の晩、高架下に移動して営業する古本屋台のエピソード。






