
GAST-KO
@GAST-KO
2025年9月10日

リア王
ウィリアム・シェイクスピア,
安西徹雄
読み終わった
読書メモ
まず、オリラジ中田のYouTube をみて興味が湧き、手にとって読んでみたわけだが、初めてまともにシェイクスピアの本を読んだ。
四大悲劇として、特にリア王は有名らしい。
元々劇用の内容なので、小説ほど細かい描写があるわけではないので、深く感情移入まではいかなかったものの
こうもあれよあれよと物事が悪くなっていき、物語が転がり落ちていくある意味でのテンポの良さが印象に残った。
そして、とても不思議な感情として、読了感がとてもスッキリしているのに、物語は何もかも最悪であるというものだった。
どうしても暗躍していた悪役の結果に、なんというか勧善懲悪を感じてスッキリして、普通の物語なら大円団。で終わるだろうものが
何もかも最悪という結果になっていたのが、なんというか今まで知ってる悲劇の物語のどれとも違って面白かった。
こう、読んでいて運命の歯車みたいなものを感じ取ったのも初めての経験だった。実際は当たり前ながらシェイクスピアが書いたプロットだろうけど、なぜか、なんかそうなるしかないよな〜みたいな納得感。
とにかく不思議な読書体験だった。