森
@mori16
2025年9月10日

ふと、新世界と繋がって
崎山蒼志
読み始めた
心に残る一節
重力があるからこそ此処に立っていられるし、地球上のものは問題なく存在できる訳で、私はいつも重力に感謝しています。ですが、重力は時に恐ろしい、かつ冷淡です。
P10
イヤホンなくして、重力、宇宙に思い馳せるの面白い。すてきだ。
イヤホンを失くした時に聴いていたのは、センチメンタルで洗練されている、没入感のある曲でした。手を滑らせて途絶えた、片耳の没入感。
ふと、今もあの片耳分のイヤホンは亜空間に小さく音楽を反響させ続けているのではないかというイメージが頭を過りました。
P12
体言止め使うタイミング、リズムがしっくりくる。消えたイヤホンが今もどこかで音楽を発し続けているというイメージも好きだ。
まだ読み始めて数ページだけど、当たりの本だ、と思った。日常と地続きの空想。

