
rina
@r_1_n
2025年9月6日

ルポ 誰が国語力を殺すのか
石井光太
読み終わった
小学生による『ごんぎつね』の衝撃的な誤読から始まる数々の事例について、息子が小学校に上がる前だったら信じられなかったかもしれない。でも、息子が小学校に上がって授業参観などでクラスや学校の様子を見るようになった今読むと、決してオーバーな事例ではないと感じる。息子から聞く学校での様子や、実際に自分が子どもたちのやり取りから感じた違和感などがすべてこの本に集約されていくように感じた。
家庭格差、教育格差、ゲーム・SNS依存、そういう諸々が複雑に絡み合った結果、ことばを自分のものにできない子どもが増えていく。そういった子どもたちに対して家庭は、学校は、社会は、国は何ができるのか。何をしなければいけないのか。魔法のような画期的な解決策はなくとも、まずは家庭から地道にことばを積み重ねていくしかないと思いつつ、その家庭からすらこぼれ落ちてしまった子は?と思うと…うーん、難しい。








