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本を読むのがすき
本を買うのがすき
本を積むのはもっとすき
- 2025年8月23日マンホール大百科 西日本編赤澤英子,鈴木出版マンホール研究会読み終わった息子と読んだ本息子が図書館で借りてきた本。 個性豊かな各地のマンホールの数々は眺めているだけでかなり面白くて、息子と、この本欲しいねー!となり裏を見てビックリ。こんなにお値段する本なのね(笑)今日は早速、出かけた先で息子とマンホール探し。東日本編も借りてこないと!
- 2025年8月23日残されたつぶやき山本文緒読み終わった『世界99』から受けるダメージを少しでも中和したくて合間に読んでいた本。 タイトル通り、山本さんの残されたつぶやきがたくさん詰まっている。クスッと笑ったり、ほっこりしたその後に、もうこのつぶやきが更新されることはないんだなぁと寂しくなるけれど、いやいや残された作品たちがあるじゃないか!更新されることはなくても遡ることはできるのだから。
- 2025年8月22日世界99 上村田沙耶香読み終わったひたすらグロテスクで、目を背けたい背けたいと思いながら読了。何をどう言葉にすればいいのかもわからない。誰のことも好きになれず、誰にも共感できないと思うけれど、ふとした瞬間にこの人のこの感情は私にも覚えがあると思って、そのことにゾワッとしたりイラッとしたりしていた。下巻を開くのが怖いけれど、この世界の行き着く先を知りたい欲が勝る。
- 2025年8月15日ホワイトバグ 生存不能安生正読み終わった久しぶりにエンタメ小説でも読むかと思って昨日の夜から読み始めたものの、途中で怖くなって中断。今日に持ち越して読了。 「その猛烈な吹雪が過ぎ去ると、死体の山が築かれる——」 前半は何が起きているのか分からなさすぎて完全なるパニックホラー、からの中盤は右往左往しながら原因究明に挑む人たちのヒューマンドラマ&待ったなしの現実。そして終盤は、ザ・地獄絵図からの表沙汰にはならない熱い戦い。 久しぶりのどエンタメ小説、面白かったー!!!素人には難しい専門用語もありつつ、でもそこで飽きさせず最後まで一気にページをめくらせる筆力には脱帽。いけ好かないと思っていた奴がとんでもなくかっこいいあるあるもあって胸熱!…なんだけど、このまま世界が人間ファーストで進んでいくとフィクションがノンフィクションになる瞬間が訪れるよね、という恐怖が拭えない…。 いい感じに体がひんやりする読書でした。
- 2025年8月13日炉辺の風おと梨木香歩読み終わった自然の美しい描写とともに描かれる沖縄のこと、父の死、コロナ禍…。静謐なエッセイの中に時折り挟まれる著者のピリッとした言葉に背筋が伸びる。 「死に方まで規格化されてはたまらない。生き方と同じように死に方も千差万別、多様であっていいはずだ。」(p.238-239) 先日読み終えた山本文緒さんの『無人島のふたり』に再び思いを馳せる。8月は死を身近に感じる機会が多い。 「死までの時間は永遠へ繋がる神話の時間、「自分の人生だ。誰に遠慮がいるものか、嫌味皮肉は蹴散らしていけ」」(p.266) とても素晴らしい本だった。
- 2025年8月12日
- 2025年8月12日無人島のふたり山本文緒読み終わった数ページ読んでは気持ちを落ち着かせるために深呼吸しながら読み終えた。闘病日記ということもあってなかなか手に取れずにいた本。 やっぱり苦しかったし、悲しかったし、やりきれない気持ちにもなった。でも読み終えたとき心の中に浮かんだのは、不思議と悲しみより温かさだった。それはきっと山本さんが最期の最期まで作家としての眼差しを手放さなかった証なんだと思う。作家・山本文緒の最期の文章を読めて本当に良かった。ご冥福をお祈りします。
- 2025年8月11日はだしのゲン(3)中沢啓治読み終わった息子と読んだ本隆太はどうなっちゃうんだろうね、というのが最近の話題。 誰もが極限状態の中で鬼にならなきゃいけなかった。狡くならなきゃ、嫌な奴にならなきゃいけなかった。その日を生き抜くために。 こんなこと絶対に繰り返しちゃいけない。読めば読むほど心に強く刻まれていく。 息子は、寝る前に読むと怖いと言っていた。 涼しい部屋、温かい布団で家族と一緒に安全に眠れる毎日に心から感謝だね、という話を毎夜する。
- 2025年8月11日
- 2025年8月11日
- 2025年8月9日
- 2025年8月8日ばにらさま (文春文庫)山本文緒読み終わった学生の頃『恋愛中毒』を読んだ気がするのだけど、記録が残ってなくて記憶も曖昧。もしかすると初めての山本文緒?という気がしないでもない。 恋人にしろ家族にしろ対人関係におけるささやかな違和感とかズレ、それ口に出したら終わるけどだまってるのはモヤッとするよねぇみたいなことがサラリと、でもちょっと立ち止まって考えたくなるような筆致で書かれていて、短編集とはいえ読み応えは抜群。「わたしは大丈夫」「菓子苑」「バヨリン心中」が特に好きだった。 次は積んでいる『無人島のふたり』を読もうと思う。
- 2025年8月4日はだしのゲン(1)中沢啓治読み終わった息子と読んだ本最近、息子が戦争や原爆について知りたがるようになった。子どもでも戦争をしてはいけないことが分かるのに、なぜ大人は戦争を起こすのかと聞かれ、何も応えられなかった。本当にその通りでしかない。 先日、テレビで『はだしのゲン』の特集を観たばかりだったこともあり、息子が読んでみたいと言うのですぐに本屋さんで購入した。 読み終えた息子は、「怖くて読みたくない、でも知りたい」と言っていた。私も初めて読んだとき同じ気持ちになった。 かつてこんなに恐ろしいことが起きて、たくさんの人が犠牲になって、それでもなんとか立ち上がって、だからもう同じ過ちを繰り返しちゃいけないよね、絶対に。そんな話を息子とした。 学校の図書室には置いていないらしい。『はだしのゲン』をめぐるたくさんの意見があるけれど、それでもこの本からでしか得られないものがあると私は思っている。
- 2025年8月4日羆嵐(新潮文庫)吉村昭読み終わったなす術がないとはこのことか。まるでパニック映画を観ているような、でもこれは実際に起きた日本獣害史上最大・最悪の惨事であり、"自然の猛威"という言葉では足りないくらい恐ろしい。 この羆にとって人間は餌でしかない。火を焚こうが、音を立てようが、鉄砲を向けようが、大人数でかかろうが、人間の味を知ってしまった羆にとってはそんなものなんの脅威にもならない。銀四郎がいなければ被害はとどまるところを知らなかっただろう。ラスト、射殺された羆を殴る人々の胸の内を思うとやるせない。 羆を仕留めた銀四郎が語る羆の習性は、『クマにあったら〜』で読んだこととほぼ一致しており、どんなにテクノロジーが発達してもこういう教えや感覚的なものは大事にしないといけないと思ったし、人間"様"と思っている人間全員に読んで欲しい。
- 2025年8月3日雨音を、聴きながら。その他,阿川佐和子,阿川佐和子他読み終わった鬱陶しい梅雨の時期に読み始め、気づいたら梅雨は明け、少しは雨降ってくれないとと思うような酷暑の中読了。最後から二つ目の三島がすごかったな。女子ってこういうとこ怖いんだよなと思わせる短編で、なんだかホラー小説を読んだような妙に涼しい気持ちになった。にしても毎日暑いな〜。
- 2025年7月28日アイヌもやもや北原モコットゥナシ,田房永子読み終わった『クマにあったらどうするか』を読んで、そういえばアイヌについて何も知らないと思って手に取った本。何も知らないと思った時点で私は圧倒的にマジョリティ側の人間で、今の今まで知ろうともしなかったことで差別に加担した瞬間があったんだと思うといたたまれない気持ちになる。 アイヌが感じるもやもやについてとても分かりやすく書いてあるが故に、読めば読むほど自分の無知を思い知らされて苦しくなってくる。 『クマに〜』を読んだ時は、身近に熊が出たこともあって熊に関する情報の方に意識が向いていたけれど、この本を読み終えた今思い返してみると、熊撃ちのエピソード以外の細かな部分の違和感が浮かび上がってきては点と点が繋がるように腑に落ちていく。 アイヌに限らず、知らないことが多すぎて怖くなるけれど地道に一つずつ拾っていくしかない。自分のちっぽけな頭が少しでも使い物になるように。
- 2025年7月18日クマにあったらどうするか姉崎等,片山竜峯読み終わった少し前に家の近辺で熊が出た。人が襲われて全国ニュースで流れるような事態になった。登下校は親が必ず車で、外での体育の授業はなし、昼休みは教室で過ごす、放課後の外遊び禁止…。外を歩く人がぐっと減った。日常が一気に非日常になって緊張感が漂う異様な空気に包まれた。 熊なんて動物園か北海道にいるイメージしかなかった。比較的山から離れていて、人や車の流れも多い場所に現れるとは全く想像していなかった。自分の中ではファンタジーの世界の話だった。 結局、熊は捕獲されないまま2週間ほとで緊迫した空気は落ち着き今に至る。それでもいまだに市からのLINEには熊の目撃情報がチラホラ入る。 もし目の前に熊が現れた時、私は自分の、子どもの身を守れるのだろうか。どうか遭遇しませんようにと祈ることしかできない。 熊が人里にやってくるような状況を作り出してしまった人間の業の深さ。どこからやり直せば共存が可能になるのだろうか。
- 2025年7月16日しんどくなったら、心より先に体を整えよういちい葉子読み終わった「大切なのは、自分自身で決めること、選ぶこと。そのためには、自分で自分の体を管理すること。自分で自分のケアをできるようになることです。それは、「他人任せ」だった人生を、「自分の手に取り戻す」ことを意味しています。」(p.88) タイトルに惹かれて買った本。思っていた内容とはちょっと違ったけれど、自分が大事にしたいと思っていることが書かれていた。 自分の体が持っている力を、もっと信じたい。
- 2025年7月16日雨音を、聴きながら。その他,阿川佐和子,阿川佐和子他読んでる読み始めた危険を感じるような降り方の雨が続いている。どんより、うんざりする気持ちを少しでも和らげたくてこの本を手に取った。子どものスイミングの待ち時間のお供に。塩素の匂いは苦手だけど、プールの水色すぎる水を眺めるのは好き。
- 2025年7月14日あのこが好きだった本イマイマキ読み終わった
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