
seki
@seki_IiI
2025年9月10日

読み終わった
家族を殺した男への復讐のために、書物に魔力を宿す「夜の写本師」になった少年の話。
ファンタジー小説は今まであまり読んでこなかったけど、世界観の素晴らしさに酔いしれて一気に読んでしまった。
魔道士(己の身体で直接的に魔術を操る者)が幅をきかせる世界で、書物という「物」に魔力を込めるという性質のために日の目を浴びることなく影のように暗躍する「夜の写本師」という設定がいい…
終盤の展開に若干物足りなさを感じはしたものの(夜の写本師の設定まわりをもう少し深く見せてほしかったという個人的欲望も含め)、本そのものにフェティシズムを感じる人にはかなり刺さる作品だと思います。
