夜の写本師 〈オーリエラントの魔道師〉シリーズ

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- seki@seki_IiI2025年9月10日読み終わった家族を殺した男への復讐のために、書物に魔力を宿す「夜の写本師」になった少年の話。 ファンタジー小説は今まであまり読んでこなかったけど、世界観の素晴らしさに酔いしれて一気に読んでしまった。 魔道士(己の身体で直接的に魔術を操る者)が幅をきかせる世界で、書物という「物」に魔力を込めるという性質のために日の目を浴びることなく影のように暗躍する「夜の写本師」という設定がいい… 終盤の展開に若干物足りなさを感じはしたものの(夜の写本師の設定まわりをもう少し深く見せてほしかったという個人的欲望も含め)、本そのものにフェティシズムを感じる人にはかなり刺さる作品だと思います。
- 彼らは読みつづけた@findareading2019年6月19日かつて読んだ電子書籍*読書で見つけた「読書(する人)」* 《書庫の一番奥、誰もさがしにこないところに巣をこしらえ、ぬくぬくとおさまって好きな本を眠くなるまで読みふけった。》 — 乾石智子著『夜の写本師』(2014年4月Kindle版、東京創元社)