
なかむら
@duxuni
2025年9月13日

石油と日本: 苦難と挫折の資源外交史
中嶋猪久生
一部だけ読んだ
とりあえず太平洋戦争以前の箇所(第二章)まで。個別の情報と、あとはこの手の人たちの世界観が知れた。
ヤーギン由来の、石油=力の獲得をめぐる「すごい男性たち」の歴史で、なおかつそこに日本のナショナリズムもくっついているので、政治的に問題がある(例えば、日本の植民地主義による拡張政策に対して批判的な視点が一切ない)だけでなくて、単純に歴史記述としてもよく分からないものになってると思う。国際的な状況や海外アクターの視点が欠如しているので、なんか「日本」が主人公のクエスト系TVゲームをプレイしているかのような印象。

