もり "アグリ-ガ-ル" 2025年9月16日

もり
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@monmonpe
2025年9月16日
アグリ-ガ-ル
アグリ-ガ-ル
ジョイス・キャロル・オーツ
全米図書賞をはじめとして、今じゃノーベル賞受賞も囁かれているアメリカの大作家の初の(唯一の?)YA小説。いやぁさすが。面白い。ごく普通の日常はある日崩壊する。優等生から腫れ物扱いへ!さあ、どう戦う?どう抗う? 噂話やデマの怖さ、友情と青春、巨大勢力とも戦って、最後の胸きゅんと詰まりに詰まった作品! 私はこういう文体やこういう話が好きで幼い頃は小説を読みふけっていたなぁと思い返した。 私が小学生の頃は私の住んでいる区に8冊くらいあったのに今や1冊になっている。そりゃ、物理的にも内容的にも古い本だ。ブラウン管のPCでメールのやり取りをする時代の話だもんなー こんないい本が図書館で埋もれてしまうのは悔しくて借りて、読み返した。貸し出しの実績が増えることが何かに繋がるとは思えないけど(だからここにも感想を投稿している) (こういう点からも、作者である彼女のノーベル賞受賞を待望している) 個人的には表紙のイラストとかをもっと若い子が好むやつにして再販してくれ~と思ったり。海外のYAって輸入される割には埋もれるの早くて辛いね。『さよならを待つふたりのために』や『スピリットベアにふれた島』なんかは私の人生の蔵書ベスト30に余裕で入ってくる作品なんだけどなぁ。 ◤◢◤◢⚠︎重大なネタバレ⚠︎◤◢◤◢ 自分用のメモだけど、最後の一文の 初めてのキスはあまりうまくいかなかった。でもきっとつぎがある。 って超いいね。
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