
もり
@monmonpe
20代/女/会社員
備忘録。書いていることはただの感想。
小説を読むことが大好きですが、専ら人文学系の本。小説読みたい……3/6~
ラノベも漫画もよく読みます。
映画支部:https://filmarks.com/users/monmonpe
- 2025年8月26日モノクロの街の夜明けにルータ・セペティス気になる
- 2025年8月26日アイドル衣装のひみつ〜カワイイの方程式〜茅野しのぶ読み終わったKindle@ 自宅イコラブやAKBの衣装って統一性はあるのに、それぞれの個性が出ていてすごいな~しのぶさんって天才だわと思っていた中で出ていた本!ようやく購入、即読了。 思ったのは「アイドル一人一人に真摯に向き合っている人なんだな」ということ。その子にとっては短所かもしれないことを、長所にするというスタイルはスタイリストやマネージャーだけではなく、現実の人間関係にも応用できるなと。 (篠田麻里子さんが高身長なのをコンプレックスに猫背になっていた時期があったなんて全く知らなかったので「ええ!?」になったよ……) あと三次元の人間と二次元の人間の立ち方の違いや、それを反映して生ずる、2.5次元衣装の作り方の違いとか、本当に面白かった。
- 2025年7月31日読み終わったKindle Unlimited@ 自宅再読。頭いい知識人同士の会話を読んでいるだけで脳汁止まらん!!!以下、引用メモ。 1 越境文学の冒険 より ""この地球の上のさまざまな国で、さまざまな民族がさまざまな言語を使って、さまざまな文学を書いている。その総体としての世界文学があるということです。本来「世界文学」とはそういうものでしょう。しかし、どうも日本では(これはアメリカなどでも似たようなことがあるのですが)「世界」と「日本」という言葉の使い分けに関して、独特のものがあるようです。"" →たしかに。世界文学全集とかで括ってるけど、違和感を覚えたことがなかった。気づき。 2 国境も時代も飛び越えて より ""国によっては村上作品を翻訳する際に、いまだに性描写を少々カットすることもあるくらいです"" →小学生の時に村上春樹を読んでしまって、結構トラウマで、未だに春樹にはそういう印象があるので、ちょっと思うことはある。(ノルウェイの森の装丁が綺麗で、手にしちゃったんだよな) 3.11について後半触れていたのだけど、3.11前の世界にはもう戻れないし、私自身も3.11を体験する前の自分には戻れないのだと今更思い知るなどした。 放射能の問題を他人事だとは思えなくなったけど、未だに戦争は他人事だと思っている節があるかもしれない(幸福かつ幸運なことに、戦争を体験したことがない)。文学や映像作品の奥行というのは受け取り手の体験によって大幅に変わってくるんだよなー、そっか。 亀山さんがドストエフスキーの『罪と罰』は中学生、高校生でも楽しく読めるように工夫しましたって言ってて笑った。楽しく読めました。 読みたくなった本、メモ。 ロバートキャンベルさんの『読むことの力』、『Jブンガク』 デイヴィッドダムロッシュ『世界文学とは何か?』 沼野充義『W文学の世紀へ』 谷川俊太郎『二十億光年の孤独』(集英社文庫の英訳も載っているやつ) シンボルスカ『始まりと終わり』 ジョージフレイザーの『金枝篇』は買ってずっと放置してる。読まねば^^;
- 2025年7月21日渋江抽斎森鴎外読み終わった青空文庫@ 自宅平野啓一郎さんやロバート・キャンベルさんが森鴎外いいよ!と力説していたので久々に読んだ。初めて読んだ時は普通に内容が面白くて、医師として成功した森鴎外が晩年にこの作品を書く意義や、動機について思いを馳せたりしたが、今回は100%テクストに注目して読んだ。 明治時代まで日本人は日本語と漢語をシームレスに使いこなしていた。森鴎外は美しい漢語が使える教養人な上にドイツ語も使用できたトリリンガルだった、というのを見かけて、その時代のトリリンガルの書く文章が気になって、森鴎外の中でも特別好きな『渋江抽斎』に触ってみたんだけど……これ森鴎外の中だと読みやすい方だよね。康衢通逵みたいな意味不明な単語も出てくるけど、相当読みやすい。 てか、やっぱり普通に面白いな~ ロバート・キャンベルさんの言葉を読み返したら、初期の作品が漢文の素養が色濃く出ているって書いてあった。 私は森鴎外だと『かのように』が一番好きだから次はそれにしようと思ってたけど……腹括って『舞姫』に目を通すか。 それとも明治期の漢文小説に手を出してみるか、悩んでる。 メモ:石川鴻斎「夜窓鬼談」
- 2025年7月21日ステップアップ心理学シリーズ 臨床心理学 理論と実践をつなぐ板口典弘,相馬花恵読み終わった図書館本@ 自宅臨床心理学を学びたいと思っている初学者向けの入門書(はじめにより)と書いてある通り、専門知識の基礎の基礎がまとめて記述されいてた。 臨床心理学・心理的アセスメント・精神分析学・人間性心理学・認知行動療法にマインドフルネス。精神疾患とその支援に渡るまでを広く浅く、その歴史から治療法、生理学的に何が起きているかなどが学べて、勉強になった。 精神医学の歴史のところにはヤスパースなどの名前も出てきて、哲学と精神医学は切っても切り離せない関係なんだなぁと思った。(ギリシャの哲学者の名前もちらほら) コロナ禍についても記載があって新しい本なんだ!と読みながら驚いた。(借りる時に気づけ) 色んな精神疾患の事例が掲載されていて、ちょっと不安になったり。これ、診断って難しいね……
- 2025年7月16日
- 2025年7月14日
- 2025年7月9日夏目漱石論森鴎外読み終わった青空文庫@ 自宅渋江抽斎がちょっと読み返したくなって、青空文庫漁ってたら目についたので読んだ。森鴎外については鴎外の博物館に何故か足を運び、鴎外ビールが部屋に並んでいるけどお人柄みたいなのは詳しくは知らなかったけど、ちょっと悪いイメージ。(一人目の奥さんのあれそれとか、高村光太郎とのエピソードをピンポイントに知ってる) なんか素直な人なんだね。面白すぎる。これ、どういう経緯で書いたんだろう。好きになってきたかも。 創作に現れたる人生観について >> もっと沢山読まなくては判断がしにくい。(引用) 正直者すぎる。 森鴎外の北条霞亭を読んだことがないことに気づいて、森鴎外の青空文庫のページに行ったらなんか、なくて、渋江抽斎でも読むか~と思ってページを漁っていたらたどり着いた。思わぬ収穫。
- 2025年6月25日令嬢のマナーと教養図鑑 英国令嬢のすてきな暮らしかた50Topicsツツイモモエ,omiso,下条智恵子,青木美沙子読み終わったKindle絵がかわいいー!綺麗!青木美沙子ちゃんのファンなので買ったんだけど、内容で大満足♡ まあ私はヌン活なんてしたことないんだけどね!淑女の嗜みに競馬があって笑った。じゃあ私は淑女だ。 サンドイッチにキュウリを挟むのが英国式とあったので、母親にありえなくない?と聞いたら「普通じゃない?」と言われた。どうだろう。 そういえばイチゴのスイーツのサンドイッチが英国に輸入され、物議を醸しているらしいね。(スイーツなのか、サンドイッチなのかで税率が変わる)
- 2025年6月24日〈転生〉する川端康成 1仁平政人,原善読み終わった紙の本@ 自宅大学時代に研究会での発表に使った本の再読。川端康成の引用とオマージュについてを網羅した本で、この世には川端康成フォロワーがこんなにいるのかと驚かされる。(個人的に筆頭はガルシア・マルケスと小川洋子と恩田陸かな。特に恩田陸先生は「夜の底」気に入りすぎ!) このタイプの本、他にも出て欲しいな。志賀直哉とか谷崎潤一郎とか。 私は『眠れる美女』について取り上げたので発表で使ったのはそこだけで、『眠れる美女』以外の章は実は初読。 後半は作家論の話も多くて、かなりボリューミーだし内容も詰まってて面白かった。読まなきゃ読まなきゃと本棚に置いてあって、数年間プレッシャーだった汗 巻末の川端康成作品 転生作品年表が圧巻。 ちなみに、私が川端康成と出会ったきっかけはこの本にも触れられている小川洋子『ミーナの行進』(だから大学でも『眠れる美女』を発表の対象にした)。 転生した川端康成がきっかけだったので、やっぱりオマージュとか引用って、繋ぐ意味でも大切だなーと。 川端文学を読み直し、新たな意味を持つものして生まれ変わらせるために。(帯より引用) GQuuuuuuXでパロディシーンに対して色々と言っている人もいるけど、オマージュや引用ってこれだと思うんだよね。
- 2025年6月23日
- 2025年6月23日草双紙集 (新日本古典文学大系 83)木村八重子読み終わった図書館本@ 自宅春町先生の『古今名筆 其返報怪談』と『悦贔屓蝦夷押領』を目的に読んだ。黄表紙についての本、少ない。すぐに合巻の時代になっちゃうからかな。 怪談……ちょうど読みたいと思ってた!てんやわんやのところ可愛い!面白い。徒然草に触れるシーンがあってドキドキ。狐さん可愛くてドキドキ。白うるりも可愛い!むごいの根岸、とか多分当時の流行語かな?みたいなフレーズを使用していて、『辞闘戦新根』読んだばかりなので春町先生らしいなぁと思うなど。 蝦夷……題名はよろこんぶ!内容も最後まで昆布と数の子。蝦夷錦の話が出ていて、「べらぼうで今やっているところだ…」とドキドキ。土山様の批判の話もあって、こ、これは大丈夫なのか……!?と焦るなどした。 あと、作中に私の研究対象に触れるシーンがあって、すっごく嬉しくなった。春町先生のこと、さらに好きになれて嬉しい。夢のコラボだー! ↑どっちも瀬川菊之丞に触れてた。やっぱり人気だったんかな? 春町の用心深さが災いして政治批判が不徹底な失敗作に終わ(p278)った作品らしく、この後身の危険を冒して鸚鵡~を書いちゃったらしい。そんな…… あと面白かったのは『子子子子子子』雪舟と小野篁を絡めるなんて、私は思いつかないよ。(どっちのエピソードも知ってるけど) 朋誠堂喜三二先生の『太平記万八講釈』も面白かった! 冒頭の序で春町先生の名前が出てくる。 引用「はる町が罪のみ恋川の深きにあらず」草双紙が実録を離れて大人の読み物になったのは他ならぬ春町と喜三二自身のせいだと……ふふ(p228.229) 放蕩宮無理押し親王は偽名だけど他の人物は実名で出演。『陰嚢経』で声出して笑った。あー、面白い。下ネタ嫌いのはずなのにな。 解説を読んで……鱗型屋さんってかなり大きい版元さんだったんだなぁ。寂しいね。
- 2025年6月23日「むだ」と「うがち」の江戸絵本: 黄表紙名作選佐藤智子,小池正胤,有働裕読み終わった図書館本@ 自宅こちらの本は場面解説が詳しくて理解が深まる!!! 時代背景の話もしていて、田沼時代の解説を読みながら英雄たちの選択の田沼意次の回を流し見していたので、面白かった。 江戸文化のこと知ってたら黄表紙本ってもっと面白いんだろうな。>>目黒不動尊は福運利益のお寺で有名だったとか。 春町先生の『辞闘戦新根』を初読。 当時の流行語を知って、くすり。面白いな。でも、読むとなると流行語の意味をちゃんと理解しなければならないので、まずい。とんだ茶釜だけは覚えた。(あてが外れたという意味)四方の赤も覚えた。(飲兵衛?みたいな意味) 牛若丸/鉢かつぎ姫はわかるけど、坂田金平(金時?)と薄雪姫って誰だろ。後で調べる。 春町先生の作品もっと読みたいので借りてきた本頑張って読む。結局は翻刻されてないのも多いだろうから、くずし字だろうなぁ(江戸時代のくずし字が一番苦手なので、しり込み) 今気になるのは、『其返報怪談』! 主人公?が春町先生らしい。 春町先生のこと、もっと知りたいから頑張るぞ~ メモ 金々先生栄花夢では姿の見えない駕籠の中の人物を読者に当てさせようとしたり(夜遊びに行く増上寺の僧)、田舎者の武士が精一杯江戸の風俗めかしたけど失敗してる挿絵を入れて、江戸っ子の冷笑を誘っている…… 引用メモ 新語が現れると、それを理解できるそれぞれのグループが同族的な連帯感を持ち、また、理解できない別のグループはそれゆえに差別感や疎外感を持つ。それは、それらからある程度の距離を保って眺める者にとっては、まことにオモシロオカシク感じられるものである。しかし、それを感じるためには、言語に対して極めて敏感で、しかも差別意識を持たずに興味深く聞くことができる感性が必要とされる。作者恋川春町は、そのような感覚を備えた多才な人物であったと思われる。(中略)まことに不思議で個性的な才能を備えた武士が現れたとしか言いようがない。(p33)
- 2025年6月22日色彩検定公式テキストUC級(2022年改訂版)内閣府認定公益社団法人色彩検定協会読み終わった紙の本@ 自宅会社でSNS運用したり、リーフレットや資料を作るのでUC級を受験。色覚異常の方の見え方や、高齢者の見え方について学べたので活かせるといいな。まず受かりたい。
- 2025年6月22日
- 2025年6月22日色彩検定過去問題集UC級2023年度内閣府認定公益社団法人色彩検定協会紙の本解き終わった@ 自宅
- 2025年6月21日ものの言いかた西東 (岩波新書)小林隆,澤村美幸気になる岩波新書公式アカウントから流れてきた。最近ネットで話題の関西人と東北人の失礼の基準の違い~みたいなやつ、これに詳しく書いてあるらしい。読みたい。
- 2025年6月18日
- 2025年6月14日ショパンを嗜む平野啓一郎気になる
- 2025年6月13日
読み込み中...