
ハム
@unia
2025年9月16日

悪の処世術
佐藤優
読み終わった
悪とは何なのか。
立場によって変わるものをどう捉えていけばいいのかわからなくなる。
プーチンも習近平も金正恩も保身がゼロではないとはいえ国を思っての政治をしている。
でも日本から見ればありえないふるまいに見えてしまう。
アルバニアの独裁者エンベル・ホッジャについては知らなかったけどここにも彼なりの強い正義があることがわかる。
自由と平等はトレードオフと言うけれど、「自由だけど食えない」と「自由はないけど飢えることはない」はどちらがいいのか。
もちろん単純な二元論ではないのだけれど、一概にこちらとは言えない。
ヒトラーのくだりもけっこう今のこの時代とリンクする部分も多いし、いわゆる独裁者とされる人たちから見えてくること、考えるヒントになることが多いことがよくわかる。


