ふみと書架 "涼宮ハルヒの憂鬱" 2025年9月16日

涼宮ハルヒの憂鬱
涼宮ハルヒの憂鬱
いとうのいぢ,
谷川流
たしかハルヒが野球場に行った時のことを話すシーン、自分の存在が全然特別でなくちっぽけなものだと自覚するところが印象的で、実は私の行動原理ってこれに似たものだったんだなと気づく。 人と違うことをするとか、何かに立候補するとか、そういう目立ったことをやらないと自分のことなど誰も気に留めないだろう、っていう強迫観念みたいなものが、思えば学生時代ずっとあった。ハルヒを読んだのは確か大学生になってからだと思うから、ハルヒを読んでからそういう思考になったのではなくて、それまで持っていた感覚をハルヒが言語化してくれていてしっくりきた、ということなのかもしれない。
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