
実業之日本社
@Jippi_books
2025年9月19日

1ドルの価値/賢者の贈り物
オー・ヘンリー,
芹沢恵
わたしの本棚
出版社のつぶやき
冒頭収録の「多忙な株式仲買人のロマンス」がいかにも自分の好きそうな紳士と淑女の駆け引きではありつつ、一体どういう経緯で読んだ本だったか…と思い返してみると当時としては希少(?)な「ミス・マーサのパン」の収録された文庫の短編集だったからでした。(朝ドラの挿話として登場した一篇)
訳文も美しく登場人物が皆チャーミングで、大筋は誰もが知っているあの「最後の一葉」や「賢者の贈り物」も細部の描写のきらきらしさが光るお話だったのだなぁ…と再発見できて好きな一冊です。
(恋愛話としてもミステリ?としても面白い「十月と六月」の巧さ…)