おかゆつむつむ "人間失格" 2025年9月21日

人間失格
人間失格
太宰治
初めて原作を読んだのは高校生の時。クズが破滅していくお決まりのストーリーで、何となく退屈な読書体験だったことを覚えています。 大人になってから読んでみると、回避型の愛着の傷を抱えた主人公が転落していく物語だったんだなぁと気づく。 この作品を「自分の物語だ」と救いを感じた若者がたくさんいた、という有名な話も、ようやく腑に落ちました。 漫画ならではの表現で、原作とはまた違った面白さがありました。 作画のシュールな雰囲気が、物語とよく合っていて好きです。 原作ももう一度読み直します。
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