
mochi
@mochibooks
2025年10月4日

アリスと蔵六(2)
今井哲也
読み終わった
第一部完ですね。
この巻は蔵六と一条さんがカッコよかったです。
蔵六がタチバナに人間なんて不完全で支え合ってなんとかやっていっているだけだ、というシーンでグッと心を掴まれました。共に生きるってこういうことだよなあ。
「なんでもできる人」という1つの答えがあるんじゃない、という部分で共感する。し、人かどうかでジャッジするのではなく、今何かを学ぼうとしている紗名という目の前の生き物(じゃないかもしれなくても)を大事にしようとする感覚も好き。甘いと言われるかもしれないけど。
一条さんの紗名に対する態度の丁寧さも好きです。チョコバーにお水をつけるとこ細やか。こういうケアって元気になるよなあ。
能力はもうカッコよすぎます。人間兵器である側面に滲むせつなさも、力を持つものの態度として尊敬します。
自分が社会において大人という立場になっていくにあたってとても参考にさせてもらっています。