
DUKEの本棚
@duke-1234
2025年9月22日
三島由紀夫紀行文集
佐藤秀明
読み終わった
アポロ杯の、肉体と芸術!という紀行文も読んでて爽快だったのですが、
日本での随筆もまた趣あり。
日本庭園の橋を渡るときの時間の流れ、その一瞬の記憶をきりとって筆にのせる思考に感嘆する。
ー日本の庭をめぐって一つの橋にさしかかるとき、われわれはこの庭をあゆみながら尋めゆくものは何なんだろうかと考えるうちにしらぬ間に足は橋を渡っていて、「ああ自分は記憶を求めているのだ」と気づくことがある。ー
続く文体もうっとりする。
それからなんとなく日本人でよかったなと思う、
至高の紀行文集です。