
ちゃおくりー
@qiaokeli
2025年9月21日

読み終わった
誰かを亡くした人はみんな、その誰かのいない場所に戸惑う。何も変わらないのにその人だけがいない。いつもと同じ青空を眺めた時、去年と同じように桜が散るのを眺めた時、ふとその人がもうここにはいないことを思い出す。そして一瞬時間が止まったような感覚になる。生きるとは、死ぬとは何だろう。死ぬ時人は何を思うのだろう、そんなことを最近よく考える。
この小説を読み終えて、その答えの一つに出会った気がした。余韻の大きな本。すぐには別の本を読みたくない、もう少し浸っていたいかな。
