
長月雨
@september_rain
2025年9月21日

哀しい予感
吉本ばなな
読み終わった
弥生が抱える重大で劇的な過去と、そっと支え見守る周囲の人々の優しさに、ぎゅっとみんなを抱きしめたくなる。大丈夫だ、物事はきっとおさまるべきところにひゅーんとおさまっていくはずだから、と言われているような気がするし、私も登場人物たちにそう伝えたくなる、不思議な感覚を覚える。読み終わった時の気持ちは凪のようだった。
ゆきのおばさんが人を惹きつける引力に、私ももれなく引っ張られた。かっこいい愛すべき女性だ。そのエッセンスをちょっとだけ自分の中に取り込む。
