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長月雨
長月雨
@september_rain
  • 2025年9月21日
    哀しい予感
    哀しい予感
    弥生が抱える重大で劇的な過去と、そっと支え見守る周囲の人々の優しさに、ぎゅっとみんなを抱きしめたくなる。大丈夫だ、物事はきっとおさまるべきところにひゅーんとおさまっていくはずだから、と言われているような気がするし、私も登場人物たちにそう伝えたくなる、不思議な感覚を覚える。読み終わった時の気持ちは凪のようだった。 ゆきのおばさんが人を惹きつける引力に、私ももれなく引っ張られた。かっこいい愛すべき女性だ。そのエッセンスをちょっとだけ自分の中に取り込む。
  • 2025年9月20日
    だめをだいじょぶにしていく日々だよ
    大好きな本屋さん、twililightで購入。 何回も読み返したい。一行一行を読む度に、我が身を振り返らずにはいられない、たくさん思考をかき立てられる。それが全然嫌じゃない。絡まった糸を一緒に解きほぐそうと寄り添ってくれる感じがする。振り返って自分と向き合う作業は時に結構苦しいことに思えるのだけど、この本は押し付けがましくなく、少し距離を取りながら側にいてくれるような感じがして熱くも冷たくもない。心地よいと思える。
  • 2025年9月20日
    ヨシモトオノ
    ヨシモトオノ
    ばななさんはいつも、生死が否定されるものでも忌避されるものでもなく、ただそこにあるものだと教えてくれる。終点に思える死も、次につながる通過点であると捉えれば、むしろ祝福されるものかもしれない。
  • 2025年9月15日
    遠い山なみの光〔新版〕
    遠い山なみの光〔新版〕
    映画を観て、全然わからなくて、映画館を出て真っ先に本屋さんに向かって原作である本を買った。全部読み終わってもまだよくわからなくて、三宅香帆さんの解説まで読んでやっとぼんやりと理解できた。悦子は未来に向かって歩き出したと言えるのかどうか、吉田羊の物憂げな表情を思い出しながら、そうだともそうではないとも言えない、どっちつかずの気持ちでいる。やっぱりまだわかっていないのかも。 過去と未来、絶望と希望、それらを超えていくこと、のようなイメージを私なりに見た、と思う。じっくり時間をかけて咀嚼していく物語なのだと思う。
  • 2025年8月25日
  • 2025年8月18日
    成瀬は天下を取りにいく
  • 2025年8月9日
    急に具合が悪くなる
    急に具合が悪くなる
    生きるとか、他者とどう関わるとか、なぜ出会ったのか、なぜ関係性を維持しようとするのか。 ひとりひとりは点だけど、自分の進みたい方向に進むと線ができ、他の線と交わる。出会う可能性が広がる。相互に行き来して太く深い線を生み出すことも、平行して目指す場所へ共に進むこともできる。 9便のラインを描け!は何度も読み返したい。哲学的で難解なところもたくさんあって、一度では消化しきれていない感がある。でも、私もラインを描いていきたい!と思った。
  • 2025年7月27日
    あなただけの物語のために
    自分の考えと他者の考えとの境界を失って自分の輪郭がなくなってしまわないよう、書いたり読んだりして自分の輪郭を保つ努力をしたいと思った。 引用 “あなたの絶望も、あなたの希望も唯一無二のものです。あなただけのものです。それを手放して、巷にあふれた偽の物語と取替えるなんてもったいなさ過ぎませんか。 惑わされないで。負けないで。そして、生き抜いて。 死ぬことで閉じるのではなく、生き抜くことで拓けていく道を探してみましょう。そのために書き続けてみてください。そして、読んでみてください。”
  • 2025年7月20日
    わたしがわたしであるために
    わたしがわたしであるために
    ジュールはこれから先、自らの手を汚して掴み取った「私」である権利を携えてどうやって生きていくのだろうか。「ザリガニの鳴くところ」と少しだけ似た部分も感じる。時間軸の進み方も面白くて一気に読めた。
  • 2025年7月19日
    季節が好きなわたしとマダム
    インスタでフォローしてる方の本。世界観が優しくて、でも芯の強さがある感じがとても好き。家の近くの本屋さんや図書館で探してみたけど見つからず。 本八幡の本屋さんで発見。水彩のタッチがかわいい。キコさんと節子さんの関係性が健やかで穏やかで良い。
  • 2025年7月6日
    体の贈り物
    体の贈り物
    淡々としていて、でもあたたかい。どこかには希望があると思える。 いずれ終わりが来るのは誰でも同じことだけど、健康であれば意識しなくても良いことを、毎秒突きつけられる悲しみや苦しみは、本人にとっても周りの人にとっても耐え難い。そんな精神的な苦しみが、ゆっくりと人々の希望を削っていく。 でも、失われるからこそ人は希望を探しに行こうと立ち上がれるのかもしれない。絶望の隣は希望だって、朝ドラでも言ってた。
  • 2025年6月29日
    あなたの言葉を
    noteを読んでいておすすめされているのを発見。辻村深月さんの本は、中高生の頃にたくさん読んでとても影響を受けた。
  • 2025年6月22日
    女ふたり、暮らしています。
    女ふたり、暮らしています。
    W2C4(女2人猫4匹)の出会いから現在進行形で続く日常生活を回顧的に描く。 彼女らの生活は、お互いの相手へのリスペクトの上に成り立っている。それは、W2C4という家族形態だけに当てはまるものではない。あらゆる家族形態、いわゆるふつうの結婚をして築かれた家族であっても同じことであると思う。同じ屋根の下に暮らしている人間であっても他者であることに変わりはなく、相手を尊重する気持ちが欠けてしまったら生活は危うくなる。 彼女たちの生活は一見特別なようでいて、大切な人との関係性の築き方・保ち方を普遍性をもって明るくユーモアたっぷりに伝えてくれる。
  • 2025年6月7日
    わたしたちが光の速さで進めないなら
    わたしたちが光の速さで進めないなら
    宇宙を征服しようとする人間の傲慢さを思う。 他方、宇宙に背を向け海に飛び込んだ人がいる。彼女もまた、欲深く身勝手であることに変わりはない。 自分が何かを手に入れた裏で、誰かや何かが犠牲になっているかもしれない。そんな自分の加害性を認め、自分もある程度の犠牲を許容しながら謙虚であること。私とあなたが共生すること。自分さえよければ良い、ではない生き方をしたい。
  • 2025年6月1日
  • 2025年5月17日
    傷を愛せるか 増補新版
    過去に受けた傷の存在を否定するでも忌避するでもなく、ただそこにあったものとしてwitness、目撃しつづけること。他の誰も気づかないとしても、自分だけは心のどこかで気にかけ関心を持ち続けることが、つまり愛するということなのだと思う。
  • 2025年5月17日
  • 2025年5月6日
    私が望むことを私もわからないとき - 見失った自分を探し出す人生の文章 -
  • 2025年5月3日
    比類なきジーヴス
    比類なきジーヴス
  • 2025年4月7日
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