ほたて
@aya_kumo
2025年9月23日

涙の箱
きむふな,
ハン・ガン
読み終わった
「大人のための童話」と本の帯にあった(私はこの言葉はあまり好きではないのだけど)。
涙って何だろう、と考えた。それは自らの経験をより深く感じさせてくれるものなのかな?と。
ある村にみんなが予測も理解もできないところで涙を流す子供がいて〈涙つぼ〉と呼ばれていた。この子供を訪ねてきた涙を集めているという男(おじさん)と旅に出る物語。連れている鳥が〈青い明け方の鳥〉と呼ばれていたりとか、なんだか暗い夜が溶けていくイメージが喚起される。


