涙の箱

104件の記録
- mikechatoran@mikechatoran2025年8月27日読み終わった海外文学私もどちらかといえば泣き虫だけれど、涙を流せるというのはある意味幸せなことなんだなと思った。涙が流せない人は、ハン・ガンのことだから、筆舌に尽くしがたいできごとに遭遇したということなのだろう。涙が流せるというのは心が対処できたということなのかもしれない。そして、ハン・ガンの仕事は心では泣いているが涙が流せない人に、また涙が流せるようにすることなのかもしれない、この「おじさん」のように。
- おもち@alpaco2025年8月26日買った読み終わった純粋な涙というものを、ただの無垢なものにしないところがとても好き。 “時おり、予想外の瞬間に、私たちを救うために訪れてくれる涙に感謝する。” 近くの本屋さんに置いてなくて、駅のそばの本屋さんにお取置きをお願いして、週末に取りに行ったのだけど、店員さんが宝物を扱うような丁寧な手つきで棚からこの本を取り出してきてくれて、「こちらでよろしいですか?」って言ってくれたのが、とても嬉しかったです。
- まーぷる@marple2025年8月24日買った読み終わったハン・ガンさん作品を読むのは2作品目。『すべての、白いものたちの』の衝撃とは正反対、童話ということもあり読みやすくあっという間に読了。 いつも涙を流している女の子と涙を売るおじさん。涙つぼちゃんという愛称がとても愛らしい。でも、本人は意思とは関係なく流れ出る涙に困っていた。 涙を流すことは恥ずかしいこと?悪いこと?涙が流れればちゃんと悲しくて、流れないと悲しんでいない?自分が最後に泣いたのはいつだったろうか、誰の涙を見ただろうかとふと思い返してしまった。自分だけじゃなくて誰かの涙も、目には見えない涙もそっと抱きしめて生きていけたらいいな。
- ブックスエコーロケーション@books-echolocation2025年8月23日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、8月23日(土)オープンしております。19時まで。ご来店お待ちしております。 ハン・ガン、きむふな訳『涙の箱』評論社 ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話。しかし童話と銘打ちながらも、深い絶望や痛みを描き、そこを通過して見える光を描く彼女の作品世界を色濃く感じられる1冊。装画:junaida #ハンガン #涙の箱 #きむふな #junaida #評論社 #信州 #長野県松本市 #松本市 #本屋 #書店 #古本屋 #ブックスエコーロケーション
- ねむきち@ss04122025年8月23日読み終わったずっと気になってたのを書店で購入! 涙を流すと言うこと、涙ってどんなものか、 などなどが、美しい言葉とやさしいおはなしで描かれていて読んでいて心が澄みわたるかのよう。 装丁もイラストも綺麗で素敵な一冊。
- 森々@mori_hkz2025年8月21日読み終わったやっぱり好きだな〜。 ハンガンの作品の大体の人物って絶望していたり悪い状況にあったりしているのにみんな諦めていなくて、生に貪欲というか、未来やより良い選択を選ぼうとしているところが強くて好きだ。短いながらそこがかなり感じられる物語だった。 自分は泣かなくても影は泣いている、という部分が好き。 心が泣いているということなのかな?自分が生活をしていて、影が泣いているかもしれないと気をつけることで、いろんなSOSも感じ取れるようになりそうだ。
- かおり@6kaorin52025年8月21日買った読み終わった感想読書日記@ 自宅涙の理由。 涙の色。 透明な、でも、透明ではない涙の結晶。 人それぞれの、色と理由。 ともすると、私たちは影の涙を流すことの方が多いのかもしれない。 大人になればなるほど、影の涙で泉はあふれだす直前なのかもしれない。 「純粋な涙」は誰かの、ではなく、自分のため。 自分の中に眠っているのかもしれない。 静かで美しい言葉。 ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話。
- みー@mi_no_novel2025年8月16日読み終わったお盆休み読書週間2025@ 自宅ずっと気になっていたハン・ガンさんの童話💐 韓国文学を読んだのは初めてだったけれど、「童話」と言われることもあってか、とっても読み易かった! 「時おり、予想外の瞬間に、私たちを救うために訪れてくれる涙に感謝する。」 泣き虫の主人公・涙つぼちゃん。ある日、涙を集めているおじさんと出会ってから、彼女の人生は変わる💧 「きみの涙には、むしろもっと多くの色彩が必要じゃないかな。特に強さがね。怒りや恥ずかしさや汚さも、避けたり恐れたりしない強さ。……そうやって、涙にただよう色がさらに複雑になったとき、きみの涙は純粋な涙になるだろう。いろんな絵の具を混ぜると黒い色になるけど、いろんな色彩の光を混ぜると、透明な色になるように」 この一節が特に心に残った。なんて詩的な小説なんだろう……と思ったら、ハン・ガンさんは小説よりも先に詩でデビューされていたみたい。 今度は詩集も読んでみたいな📚
- Lusna@Estrella2025年8月11日読み終わったハン・ガンは日本語版の装画と挿絵のjunaida さんのファンらしい。涙を集めるという設定の演劇からインスピレーションを受けて書かれた童話。涙の種類が豊富なのは、ハン・ガンの以下の言葉を思い出す。「私は幸せを感じるのがそれほど難しくない人間です。道を歩いていて、木に花が咲いているのを見ても幸せになれる人間です。幸せになるのは簡単で、一日に何回も幸せになります。思ったより明るくてよく笑うと驚かれます」子どもから大人まで。
- Lusna@Estrella2025年7月28日買った「きみの涙には、むしろもっと多くの色彩が必要じゃないかな。特に強さがね。 怒りや恥ずかしさや汚さも、避けたり恐れたりしない強さ。 ……そうやって、涙にただよう色がさらに複雑になったとき、ある瞬間、きみの涙は 純粋な涙になるだろう。いろんな絵の具を混ぜると黒い色になるけど、 いろんな色彩の光を混ぜると、透明な色になるように」