
くりこ
@kurikomone
2025年9月23日

性暴力被害の実際
大竹裕子,
齋藤梓
読み終わった
性暴力にあった被害者の語りをたくさん知れて良かった。しかし性暴力被害者が被害について語る割合は全体の六割であることを考えると、まだまだ、私たち社会は被害者の声を聞くことを拒んでいるし言葉を奪っていると感じる。
被害に遭ったと認識できるまでに10年以上かかる人も22%いるらしい。ジャニー喜多川の性加害事件を見てもこれは明白だろう(虐待やDVでも同じことがいえる。私の場合、たくさん本を読み知識を付けて言葉を得たことが被害認識に役立った。)
性暴力の被害者支援が整っているイギリスでは、保育園、学校、会社、病院など、被害者の最初の相談先になるところでは必ず性暴力の研修をうけたスタッフがおり、疑われるケースは警察や専門支援機関に連絡することを義務付けられているという。
被害に遭った後に自責感に囚われたり二次加害を受けたりすることを避けるためにもイギリスのように被害者がすぐサポートできる体制が日本でも必要だと感じた。

