
碧衣
@aoi-honmimi
2025年9月23日

オイサメサン
神津凛子
読み終わった
オイサメサンは怖いものが視える自分を救ってくれる。
オイサメサンは母を唆し、金銭を巻き上げ家族を崩壊させる。
鈴はある時をきっかけに赤いワンピースを着た髪の長い女の姿が“視える”ようになり、それ以降も他の人には視えない怖いものやグレーの靄のようなものを目にするようになる。
ある日、鈴は無断欠勤した勤め先の同僚の見えざる“声”を聞く。
無残な形で発見された死体。死した者を苦しめ続ける生霊。
祓えない鈴に秘められた力。事故死した親友の真意。
ジャンルからして全部まるっと解決!大団円なんてのは端からの望んでないけど、カタルシスも後引く恐怖もない絶妙な胸糞悪さとどことなく中途半端さの残るラストは個人的には好きにはなれなかった。