おいしいごはん "それでも新資本主義についてい..." 2025年9月25日

それでも新資本主義についていくか: アメリカ型経営と個人の衝突
『京都の「まち」の社会学』(鯵坂学・小松秀雄編、世界思想社)の初めに紹介されていて気になった。 -- 現代の日本と世界の状況については、人文社会科学の様々な視点に基づいて語ることができる。一例を挙げると、現代のアメリカの著名な社会学者リチャード・セネットは、20世紀の末に出版された「それでも新資本主義についていくか」において「ネオリベラリズム(新自由主義)」とも呼ばれる、新しい資本主義(new capitalism)の衝撃的な力の功罪を多彩な筆致で描き出している。新しい資本主義は、ひたすら経済の効率と利益を追い求め、生産と消費を拡大させる反面、古き良き社会制度や伝統的な文化を破壊するだけでなく、倫理や技能などの〈人間性(character)〉をも蝕んでいく。(p.ii)
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