
saki
@53hon_to
2025年9月23日

春、戻る (集英社文庫)
瀬尾まいこ
読み終わった
結婚を控えた主人公の前に突然現れた、「兄」を名乗る一回り歳下の青年。どんなに「は?」ってなってしまう設定でも、いつのまにかぐいぐい引き込まれている。
自分でも毎回思うし文庫本の解説でも触れられがちだ(この解説もそうだった)けど、瀬尾作品は本当にどれも書き出しがすごく魅力的。
おにいさんはもちろんのこと、婚約者の山田さんや妹のキャラクターもほがらかで素敵だった。おにいさんのような「不思議」をあっさり受け入れてくれる存在が近くにいる、というだけでも心強いものだ。
