
まいける
@bluesky42195
2025年9月27日

心の中にもっている問題
長田弘
読み終わった
感想
長田弘さんの新しい詩集を図書館で見つけた。
お気に入りは
虫歯
本(1)(2)(3)
砂時計の砂の音
「砂時計の砂の音は、繰りかえすうちにますます早く過ぎてゆくようになる日月、一人のわたしのもつ時間の音だ。」
何より最高は、「失くしたもの」
「言葉が 手わたすための言葉だった
他の人びとにむかって 一字ずつ書く
ガリ版印刷という 手の文化があった」
鉄筆で蠟引きの原紙に丁寧に
力を込めて緊張して書いた。
ああいつでも直せるという発想が入り込む余地のない言葉は、きっと自分にも相手にも刻みこむ言葉。
単なる郷愁ではない。
「一画一画正確に」書いた言葉を使って
人に伝えたい。


