くりこ "日本のポストフェミニズム" 2025年9月28日

くりこ
くりこ
@kurikomone
2025年9月28日
日本のポストフェミニズム
第二章 「日本におけるネオリベラリズムジェンダー秩序」 性別役割分業や女性の社会進出がネオリベラリズムとどう結びついて強化されているかの指摘に目から鱗。 忘れそうなので下にメモ。 ーーーーーーー 1, 85年の男女雇用機会均等法を著者は日本型新自由主義の始まりでありフェミニズムの敗北と指摘する。 「コース別雇用管理」(基幹的業務で責任、仕事量、配置転換、転勤が多いが昇進昇級等の待遇はよい総合職に男性、補助的業務で仕事量や責任は少なく、転勤、配転はないが待遇は低い一般職に女性を配置する)によって、男女の性別役割分業は強化される 2, 99年 男女共参画社会基本法 均等法で確立されている賃労働のジェンダー秩序は温存されたまま、男女二元論を国家に向けて参画する目標を設定し、それが望ましい社会の在り方だという認識を打ち出した。「2人稼ぎ手」の新自由主義的な社会的再生産は法的な支持を得た。 3, 2015年 女性活躍推進法 国家を中心とした男女二元論に立って邁進する女性の在り方がモデルとして挙げられた。企業と一体化する女性を増やし、人的資源の再生産も協力に期待されている(これが、いわゆるリーンインフェミニズム)
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved