
ペンギンの本棚
@lute0830
2025年6月21日

風に舞う塵のように
レオナルド・パドゥーラ
読み始めた
分厚い!でも誕生月だし、ということで購入。
店頭でパラパラしたとき、7章の「馬に話しかけていた女」が目にとまり、開くと雲の描写から始まる文章に引き込まれた。
雲が水平に刻みつける筋は一筆で描かれた線のように控え目で、宇宙における自らの本質的儚さを際立たせようとでもしているらしかった。
(p.427)
この一節を含む2ページを何度も読んでしまうくらい好き。
タイトルはカンサスのDust in the windからということで曲を聴いてみたら、オリジナルを知らずにサラ・ブライトマンのカバーで聴いていた曲だった。今年はサラ様の来日コンサートに初参戦したこともあり感慨深い。