
りら
@lilas_lilacs
2025年9月30日

風に向かって
クリスティン・ハナ,
岩瀬徳子
読み終わった
感想
読書日記
1930年代アメリカの物語。
誰からも愛されず孤独だった女性が家族を得て愛を知る。大旱魃、砂塵嵐、大恐慌と過酷すぎる試練の数々に強靱な意志で立ち向かい決してあきらめない姿に、時代や国が違っても心震わさずにいられなかった。
夫の失踪、義父母との別れ、燃え上がる怒りを持て余す娘、砂塵による肺炎で弱った息子。生き抜くためにしてきた選択は果たして正しかったのか。
愛に飢えていた少女が家族を得て子どもを授かり、愛し愛される女性へと変わっていく。この小説は、厳しい時代ながら、ひとりの女性が真実の愛を手に入れるまでの道程を描き出した、愛の物語だと思う。
今年のベストテン入り確定です








