彼らは読みつづけた "千夜千冊エディション 本から..." 2025年6月20日

千夜千冊エディション 本から本へ(1)
*読書で見つけた「読書(する人)」* 《それでいいじゃないか、せつなくなる必要などないではないかという意見もあるだろうが、それがせつないのだ。なぜかというと、ちょっと読むというわけにはいかないほど熱中してしまう本が少なくないからである。そんな本は山ほどある。こうなると、どうしていいかわからない。すぐには読み切れない。そこで、ありとあらゆる時間の隙間にその継続読書をはさんでいく。そうすると、「ねえ、そんなふうには読まれたくはないんだがね」という、その書物からの声が聞こえてくるのである。》 — 松岡正剛著「アルベルト・マングェル『読書の歴史』」(『千夜千冊エディション 本から本へ』平成30年5月Kindle版、角川ソフィア文庫)
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