まいける "山に抱かれた家" 2025年10月2日

山に抱かれた家
山に抱かれた家
はらだみずき
大学進学で田舎を出て、一人暮らしをした時、蚊がいないので、都会っていいなあと思った。 そういえば、故郷にはムカデもしたし、ヘビが家の中に入り込んできた。見たことはないけど、イノシシもいたらしい。 だから、限界集落に住んで、自給自足の生活をしていこうとする文哉くんには憧れの念は抱かない。でも、文哉くんの生き方を応援したくなる。梅が売れた瞬間には一緒にガッツポーズをしてしまった。 最後の凪子からの便りに救われる。 凪子がいれば心強い。 初めてのはらだみずきさん。 しっかりと土の香りがした。 地に足をつけて生きている人特有の。
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