まいける "海が見える家" 2025年10月3日

海が見える家
海が見える家
はらだみずき
『山に抱かれた家』から原点に戻って『海が見える家』 あー、そうだったのか。 文哉のお父さんと三年も会ってなかったのか。 お父さんが亡くなった。寝耳に水のような、ぶっきらぼうさんから連絡。そこから物語が始まる。 父が知らない場所でどんな生活をしていたのか。 なぜ房総の海を選んだのか。 父の遺品を整理しながらだんだん謎が解けていく。 周りの人との関わり。 秘めていた想い。 そして山にも出てきた凪子との出会い。 順番が前後したからこそ 繋がった悦びが大きい! だんだん変わっていく文哉。 そして、父の見ていた風景を見ようと 父と同じ体験にトライしていく。 亡くなって初めて父の存在の大きさに気づき もっともっと父と話しておけばよかったと 後悔していた自分を思い出した。 今からでも遅くない。 父が好きだった場所を訪ね、父が好きだった本を読みたい。
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