
まいける
@bluesky42195
2025年10月3日

海が見える家
はらだみずき
読み終わった
借りてきた
感想
はらだみずき
『山に抱かれた家』から原点に戻って『海が見える家』
あー、そうだったのか。
文哉のお父さんと三年も会ってなかったのか。
お父さんが亡くなった。寝耳に水のような、ぶっきらぼうさんから連絡。そこから物語が始まる。
父が知らない場所でどんな生活をしていたのか。
なぜ房総の海を選んだのか。
父の遺品を整理しながらだんだん謎が解けていく。
周りの人との関わり。
秘めていた想い。
そして山にも出てきた凪子との出会い。
順番が前後したからこそ
繋がった悦びが大きい!
だんだん変わっていく文哉。
そして、父の見ていた風景を見ようと
父と同じ体験にトライしていく。
亡くなって初めて父の存在の大きさに気づき
もっともっと父と話しておけばよかったと
後悔していた自分を思い出した。
今からでも遅くない。
父が好きだった場所を訪ね、父が好きだった本を読みたい。



