あんちゃん
@an_choco
2025年10月4日
沈黙の勇者たち
岡典子
・「ドイツ国内において、ナチス期の救援者たちの存在が重要な研究対象とみなされるようになってのは、終戦から四〇年以上も経過した一九九〇年代になってからであった。」(p.270 13行目)
→「それ以降の研究と検証が可能となったのは、当のドイツの人びとが関心をもつはるか以前から救援活動の実態を掘り起こし、地道に記録し続けてきたユダヤ人たちがいたから」(p.270 17行目)
・『称えられれない勇者たち-暗黒期のドイツにおける人びと-』(1956年)出版されて以来、「ドイツ国内でユダヤ人救援者の存在に光があたるまでの長い間、その存在と行動は、彼らに救われたユダヤ人たちによって語られ、記録が蓄積されてきた」
→色々な事業がなされたが、ほとんどの人が関心を持たなかった。
・「ドイツ国内外に広く「沈黙の勇者」の存在を伝えた最大の功労者は、・・・インゲ・ドイチュクロンであった。」(p.271 16行目)
→「全体主義の時代にあっても国家に迎合せず、自らの信念にしたがった人びとがいた事実を次代に伝えていくことこそ、救われた自分の責務だと彼女は考えた。」(p.272 6行目)
=映画「潜伏者たち」
・ユダヤ人夫妻を村全体で匿った(p.175 1行目)
・80人以上のユダヤ人に手を貸したアベックについて(p.181 10行目)
・200人以上の人々に助けられたクラカウアー夫妻(p183 1行目)
・滞在先の多くは牧師館(p.194 11行目)
・ドイツ人の処罰(p.253 1行目)

