ハマダ
@MorningCityBooks
2025年10月5日

コンプレックス
河合隼雄
読み終わった
夢。私はハイキングをしていた。私は岡のある景色の中の小道を歩いていた。太陽は輝き、 四方を広く見渡せる光景が開けた。そして、私は道端の小さい礼拝堂へとやってきた。扉が少し開いており、私は中へはいった。驚いたことには、祭壇にはマリヤの像も十字架像もなくて、素晴らしい生け花があるだけであった。しかし、祭壇の前のその花の上に一人のヨガ行者 がこちらを向いて、結跏趺坐し深い瞑想にふけっていた。彼の顔をもっとよく見ると、彼は私の顔をしていることがわかった。私は深い恐怖に襲われ、目覚めながら考えた。「あー、彼が私を瞑想している人だ。彼は夢を見、私はその夢だ。」若し彼が目覚めたら、私はもはや存在しなくなるだろうと、私は知っていた。

